でんの豆知識108「家づくりの要望を整頓整理しよう!!」

こんにちは

田建築工房スタッフのKです。

 

 

6月に入り

暑い日が多くなり、

エアコンに頼る事が

増えてきます。

 

更に夏になると、

エアコンを1日中つけっぱなし

という人も少なくないでしょう。

 

地球温暖化のせいなのか、

年々熱くなってきているような気もしますが、

エアコンのつけっぱなしは、

地球にとっても、人間の健康にとっても、

あまりいいことではありません。

 

そして、もちろん結構な電気代がかかりますから、

家計を圧迫するひとつの要因にもなります。

 

暑い部屋と涼しい部屋を行ったり来たりしていると、

激しい環境変化に体がついていきません。

 

エアコンのせいで体調不良になる人も多いので、

その利用はほどほどにしたいものです。

 

とはいえ、エアコンの電源を切って、

暑いのを我慢するというのも

現実的ではありません。

 

それこそ熱中症、

脱水症状などを起こしてしまったら

元も子もないです。

 

そんな悩みに対するひとつの答えが、

日本の伝統でもある

「簾(すだれ)」や

「葦簀(よしず)」の利用です。

 

それぞれの特性をうまく活用して、

使い分けることにより、

家に涼を取り入れることが可能になります。

 

また、エアコンと併用するにしても、

窓の外側で日射を遮蔽するなど、

うまく使うことでその効きをよくし、

電気代も節約することができます。

 

 

「簾(すだれ)」と

「葦簀(よしず)」は

なんとなく知ってはいても、

実際に使ったことはないという人は

すくないと思います。

 

どちらも、直射日光と人目を遮るという

カーテンやブラインドと同じ効果を持ちつつ、

風を通すことができる自然素材によるものです。

 

 一般に「簾(すだれ)」は、軒につるして使い、

「葦簀(よしず)」は「簾(すだれ)」よりも大きく、

立てかけて使います。

 

海の家などでよく見かけるのが

「葦簀(よしず)」です。

 

最近はいろいろな素材のものがあるようですが、、

基本的には

「簾(すだれ)」は細く割った竹を

利用しているのに対し、

「葦簀(よしず)」は葦(あし)を使います。

 

2~3メートルほどの葦を

シュロ糸で結びつなげて作っています。

 

ただ、昔は川辺などにある葦を利用していましたが、

現在国内での葦の生産量は

極端に少なくなってしまい、

その大半が輸入に頼っています。

 

では、この簾と葦簀の使い方をお伝えします。

 

 

◆簾(すだれ)の使い方

 

「簾(すだれ)」は窓の外に吊るす外掛けと、

内側に吊るす内掛けがあり、

伝統的には外掛けが一般的です。

 

もちろん、外掛けでもいいのですが、

結構手軽で便利なのが内掛けです。

 

簡単なのは、カーテンレールを利用する方法です。

 

夏場はカーテンをすべてとりはずした上で、

カーテンレールに引っ掛ける形で

取り付けましょう。

 

カーテンと比較して、窓を開けているときに、

風を通すため、部屋を涼しくすることができます。

 

構造的にはブラインドなどと同様ですが、

金属製のブラインドと異なり、

「簾(すだれ)」は空気の層を利用して

熱を通しにくくするので、

部屋の中が暑くなりにくいという特徴があります。

 

 

◆「葦簀(よしず)」の使い方

 

先ず「葦簀(よしず)」は非常に大きいサイズので、

クルマに乗せて帰るのもなかなか大変です。

 

ホームセンターなど配達してくれるお店

にお願いするのがいいかもしれません。

 

大きいけれど、手っ取り早く利用できるのが

「葦簀(よしず)」です。

 

軒下やベランダの吐き出し窓に

立てかけて使うのが一般的であり、

窓の高さより23割長いものを購入しておくと、

扱いやすいです。

 

簡単に取り付けられて直射日光は遮れるし、

窓を開けておけば風を通すこともできます。

 

ブラインドやカーテンと異なり、

窓の外に設置するので、

熱がこもらないというのも大きなメリットです。

 

ブランドを窓の内側に取り付けた場合、

日射熱を40%程度しかカットできないのに対し、

外側に取り付けると約80%遮断することができます。

 

これは日射遮蔽物の表面で発熱するからであり、

その点からも「葦簀(よしず)」が

大きな効果を発揮することが分かると思います。

 

さらに、

窓を開けながら「葦簀(よしず)」を利用する場合に、

非常に有効なのが、

「葦簀(よしず)」に水をかけてやることです。

 

適度に水を吸い取ることができる

「葦簀(よしず)」は

水が蒸発することによる気化熱で、

外気より23度涼しい風が入ってくるのです。

 

状況に応じて使い分けることで、

気持ちよく過ごすことができます。

 

こうした「葦簀(よしず)」、「簾(すだれ)」を

利用することにより、

涼しさを実現できるとともに、

インテリア的にも和風な落ち着いた雰囲気を

演出できるのです。

 

さて今回のメールマガジンは

好評いただいております、

家づくりの基礎知識シリーズです。

 

今回は

「家づくりの要望を整理整頓」

をテーマにお伝えします。

 

さっそく『でんの豆知識』をご覧ください!!

 

 

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■ でんの豆知識 「家づくりの要望を整頓整理しよう!!

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◆住まいで何を一番大事にしますか?

何人で住みますか?

 

家づくりの目的は、家族のコミュニケーションを育み、

家族のコミュニケーションをより豊かなものにしていく

ことにあります。

 

住宅のプランを考えることは突きつめれば

「どのように団らんをつくるか」なのです。

 

団らんをつくるには「リビング・ダイニング」や

「キッチン」はとても重要な役割を果たします。

 

具体的には次のようなことを考えていくことが大切です。

 

  • リビング・ダイニングで考えること

 

・家族で主になにをするか

・家の内部の計画は

・どんなレイアウトにしたいか

・インテリアのイメージは

 

  • キッチンで考えること

 

・家の内部の配置計画は

・どんなレイアウトにしたいか

・キッチン内の家電設備は

・インテリアのイメージは

 

 

始めに家に求めるものを明確にし、

そこから広がるイメージの中で

必要なものを整理していきます。

 

それを繰り返すことで

自分と家族のライフスタイルを

確立させていくのです。

 

 

◆ゾーニング計画

 

ゾーニングとは、

文字通り住まいを

いくつかのゾーンに

分けることです。

 

住宅の機能は

大きく3つに分けることができ、

ゾーンも通常それに合わせて

次のように3分割します。

 

 

  1. パブリックゾーン

 

リビング・ダイニングなど

家族全員が集まり、使うゾーン

 

 

  1. プライベートゾーン

 

夫婦の寝室、子ども室、両親の部屋など

家族それぞれが使うゾーン

 

 

  1. サービスゾーン

 

キッチン、ユーティリティ、浴室、トイレなどの

生活に必要なサービスを受け持つゾーン

これらのうちパブリックゾーンを中心にもってきます。

 

プライベートゾーンは、

パブリックゾーンの音や視線の影響を受けにくい位置に

設けるとよいでしょう。

 

またサービスゾーンは、

パブリックゾーン、プライベートゾーンそれぞれと

等距離にあるのが望ましいといえます。

 

それぞれのゾーンの

大まかなボリュームについても

将来のリフォームなどを

想定しながら検討しておきます。

 

大まかなゾーニングが決まれば、

各ゾーンをさらに細かく

「○○空間」といったように分類し、

それぞれを廊下や階段でつないでみます。

 

何となく間取りの形が見えてきませんか。

 

ゾーニングの基本を押さえておけば、

敷地に接道している道路が

北側でも南側でも全体の関係性と調和が得られます。

 

それでは、また。

 

 

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■ 失敗しない家づくりのためのイベント情報

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こども工務店  

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7月1日(土曜日)

7月15日(土曜日)

両日ともに

10:00~12:00

14:00~16:00 の二部制です。

材料や工具は田建築工房が準備します。

夏休みを前に

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事前予約が必要です。

汚れても良い恰好でお越しください。

参加費は無料です。

お電話またはメール・LINEにてご予約ください。

☎0120-006-347 

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