良いお年を!

 こんにちは、実家の餅つきを急いで終わらせ事務所の大掃除へと出勤したIです。

つい先日まで年の瀬だということを忘れてしまいそうなくらいの気候でのんびりとしていましたが、今日のこの寒さと風の冷たさで一気に年末だと気づかされ慌てて大掃除をしております。

今日が仕事納めで「たくさん飲むぞ~!」と張り切っているお兄さんお姉さんいらっしゃるかと思いますが、お酒の席での乾杯で最も飲まれるのは、ビールですよね。

そこで今回は、世界の3大ビール王国と言われるドイツ・ベルギー・イギリスのビールに関する個性をお伝えします。

古代からビール造りが行われてきたこともあり、長いビール史をもつのがヨーロッパ諸国です。

ヨーロッパと一言でいっても、それぞれに歴史や文化などの背景があり、ビールの特徴は国によってさまざまです。

♦ドイツ

ドイツでは1516年に「ビール純粋令」が施行されました。ビール純粋令とは、大麦、ホップ、水のみを原料とすることを定めた、食品の品質を保証する世界初の法律です。

この法律がドイツのビールの品質を飛躍的に上げ、今でも守られ続けています。

また、ホップを使うことで日持ちするビールの原型を造ったり、「下面発酵」のラガービールを発明したり、醸造技術においてもドイツが果たしてきた功績は大きいです。

毎月9月の下旬から2週間、ドイツのミュンヘンで開催される世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」にも世界中から大勢の人が訪れます。

♦ベルギー

スタイルに厳格なドイツとは違い、多様性が魅力と言われるのがベルギーのビールです。

小麦のビール「ヒューガルデン」などは日本でも有名です。

副原料のほかに、コリアンダーやオレンジビールなどの香辛料を使ったり、野生酵母を利用し、昔ながらの自然発酵技術で醸造したり、地域性を活かした個性豊かなビールが造られます。

カトリックの修道会、トラビスと会の修道士が造る「トラピストガール」も特徴のひとつです。

長年引き継がれてきた伝統の味わいが、多くのビールファンを魅了しています。

♦イギリス

イギリスには、リアルエールを中心とした文化があります。

マイクロブルワリーで造ったビールをパブのセラーで貯蔵し熟成させ、頃合いを見計らって提供するのが特徴です。

温度調整などのビール管理や提供するタイミングの見極めは、まさに職人技です。

イギリスを代表するビールとして今も親しまれています。

パブは以前「エールハウス」とも呼ばれ、お酒を飲む場所だけではなく地域の人が集まる場としても活用され、今のパブ文化が形成されてきた歴史もあります。

ほかにも、ピルスナーが生まれたチェコ、酵母の純粋培養法が発明されたデンマークなど、ヨーロッパ各国それぞれのビールが文化として根づき、多彩で独自性の高いビールが楽しめます。

まだまだ、忘年会や納会、年明けの新年会など、お酒を飲む機会が増えるこの時期ですので、各国のビールなどに挑戦し楽しんでみるのも良いかもしれません。

くれぐれもお酒の飲みすぎには注意ですが…。

今年もあと残りわずか!

お家の大掃除をして新年を迎えつつ理想のお家づくりを家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。

それでは、来年も田建築工房をどうぞよろしくお願いいたします。

良いお年を!