資材高騰とこれからの家づくり
こんにちは,
田建築工房のTです。
4月も中旬を過ぎ、春らしい暖かさを感じる日が増えてきましたね。
朝晩はまだ少し肌寒いものの、日中は上着がいらない日も多くなり、
過ごしやすい季節となってきました。
この時期は「穀雨(こくう)」と呼ばれる節気にあたり、
春の雨が田畑を潤し、穀物の成長を助ける大切な時期とされています。
昔から農業において重要なタイミングとされており、自然の恵みを感じる季節でもあります。
また、新生活がスタートして少し落ち着いてくる頃でもあります。
引っ越しや環境の変化による疲れが出やすい時期でもありますので、
体調管理には十分お気を付けください。
春は気候が良く、家のことを考え始める方も多い季節です。
実際にこの時期は住宅展示場の来場者も増える傾向にあります。
一方で、今年の春は少し様子が違っています。
ニュースなどでご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、
現在「ナフサ危機」と呼ばれる状況が住宅業界にも大きな影響を与え始めています。
そこで今回は、「資材高騰とこれからの家づくり」について、
分かりやすく解説していきたいと思います。
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■ 今週のTOPIC「資材高騰時代の家づくり」
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◆ナフサ危機とは何か?
今回の問題の中心にあるのが「ナフサ」という石油製品です。
ナフサは、プラスチックや断熱材、塗料などの原料となる非常に重要な素材で、
住宅には欠かせないものです。
現在、中東情勢の緊迫化により、
原油の輸送ルートであるホルムズ海峡の封鎖懸念が高まり、
ナフサの供給が不安定になっています。
その結果、住宅に使われるさまざまな資材に影響が出ています。
◆住宅にどんな影響が出ているのか?
今回の特徴は、「ほぼすべての住宅に関わる材料」に影響している点です。
例えば…
●断熱材
●配管(給排水のパイプ)
●内装材(壁紙や床材)
●塗料や接着剤
●ユニットバスやトイレなどの設備
これらはすべて石油由来の製品であり、ナフサの価格上昇が直結します。
実際に、
・断熱材が約40%値上げ
・シンナーは約75%値上げ
・ユニットバスは受注停止
といった動きも出ており、現場レベルで影響が広がっています。
◆「ウッドショック」との違い
数年前には「ウッドショック」がありましたが、
今回のナフサ危機はそれ以上に影響範囲が広いと言われています。
ウッドショックは主に「構造材(木材)」でしたが、今回は
「家のほぼすべてに関係する材料」
が対象です。
つまり、
・建築コストが上がる
・工期が遅れる
・設備が選べない可能性がある
といった複合的な影響が出ているのです。
◆これから家づくりを考える方へのポイント
では、このような状況の中で、どのように家づくりを進めればよいのでしょうか。
いくつか重要なポイントをお伝えします。
●① 早めの意思決定が重要
資材不足や価格変動が激しい今は、
「後で決める」がリスクになるケースもあります。
特に設備や仕様は、早めに確定しておくことで、
・価格の上昇リスクを抑える
・納期の遅れを防ぐ
ことにつながります。
●② 代替提案を柔軟に受け入れる
特定の商品が入らない場合もあるため、
・同等性能の別商品
・仕様の変更
など、柔軟な対応が求められます。
●③ トータルコストで考える
単純な価格比較ではなく、
・性能(断熱・耐久)
・将来の光熱費
・メンテナンス性
まで含めた「トータルコスト」で判断することが重要です。
◆今後の見通し
現時点では、この状況がいつまで続くかは不透明です。
ナフサ価格はすでに40%以上上昇しており、
住宅価格への影響も避けられないと見られています。
また、供給制限や受注停止などの動きもあり、
短期的には不安定な状況が続く可能性があります。
ただし、このような時期だからこそ、
「正しい情報をもとに判断すること」
が何より重要です。
私たちも最新の情報をもとに、
お客様にとって最適なご提案ができるよう努めてまいります。
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